![]() ◇孵化10日目~17日目◇ この頃から餌をブラインシュリンプに切り替えました。 まだ稚魚が小さいのもあり、ブラインシュリンプを食べるとオレンジ色が透けて見えます。 この時の注意は生まれたてのブラインシュリンプをあげること。 でないとまだ口が小さくて食べれない稚魚も出てきてしまいます。 あと、これくらいになると体のサイズに個体差が出てきて、ちゃんと餌をあげていないと共食いをします。 この子たちでも共食いがあり、430匹くらいいた稚魚が翌日には200匹くらいになっていました^^; 大体は大きい個体が小さい個体を食べてしまうので、隔離するといいと思います。 隔離ケースはメダカの繁殖に使うようなネットので大丈夫です。 ただ、泳ぐのも上手になっているので回収するのに苦労すると思います^^; なのである程度隔離すれば大丈夫だと思います。(私は20匹くらい隔離して諦めました) あと関係ないですが、別のペアが産卵してました。 その記録はまた別に書こうと思います^^ 今回はロングフィン×ショーベタのペアです! 立派なヒレの子が期待できます( `ω´*)♪ PR ![]() ◇孵化まで◇ ベタの卵は受精していれば産卵後2日(48時間)くらいで孵化します。 上の画像は左は産卵してから12時間、右は36時間経過したもの。 未受精卵のものが少し混ざっていましたが、それらはオスが食べて処理してました。 -画像- 44時間経過 あと少し! 体が出来ているのが見てとれて、目の部分が黒くなっています。 たまに卵の中で回転しているのが見れます^^ -画像- 53時間経過 学校から帰ってきたらほとんど孵化していました! オスが落ちる稚魚を拾ってました 稚魚は本当に小さいです。毛の先っぽくらい。 産まれたばかりの稚魚はお腹にヨークサックという栄養の詰まった袋を持っています。 メダカなどと同じですね^^ なので最初の2日くらいは餌をあげなくて大丈夫です。 2日くらいすると稚魚は水平に泳ぎだしますが、それまでは泡巣にぶら下がってます。 とりあえずこの期間はゴミ処理をするくらいで、稚魚の世話はオスに任せましょう! -画像- 水草がお気に入りの稚魚たち 泡巣よりくっつきやすいらしい ※ベタの成魚はエアレーション不必要ですが稚魚は必要です。 なので本当はスポンジフィルターなどがいいのですが、ない場合はふつうにエアレーションをしましょう。 ◇泳ぎ始めたよ!◇ 孵化してから2日目、大半の稚魚が水平に泳ぎだしました。 稚魚が泳ぎだしたら餌をあげましょう! ただ、全員泳ぎだすのに少し時間差があったので、私は最初に泳ぎだした稚魚を確認してから1日待ってからあげ始めました。 餌ですが、よく他のサイトではPSBや、キャベツなどの葉を使ってインフゾリアを湧かしているようですが、私は”インフゾリアの素”というものを使いました^^ これを適当にパラパラと稚魚の水槽にまいたらOK! ただし、まき過ぎると水カビになる可能性があります。 稚魚ではわからりませんが…親がなってしまいました´・ω・` 慌てて塩浴させたら1日で治りましたが^^ なので食べ残しは必ずスポイトでその日のうちに処理しましょう! そして水替えも推奨します。 私は6日ほどインフゾリアの素をあげてましたが、水カビが怖いので ”ブラインシュリンプの卵の黄身”に餌を切り替えました。 食べてくれるか心配でしたが、食べている様子を確認できたので大丈夫みたいです^^ この続きはまた今度書きます! やっと現時点の記録まで書けた…! ![]() ◇念願の産卵!◇ 交尾しているティーニャとピュール 混泳開始から30分後くらいから始めました。 この画像ではティーニャがプラカットなのでわかりづらいですが、オスがメスを包み込むようにして交尾します。 そしてそのまま数秒動かず、先にオスが動き出します。しばらくメスは死んだように浮いていますが生きているので安心してください^^ -画像- 交尾が終わって放心状態(?)のピュール ティーニャはその間に泡巣の修復をしていました。 この2匹は上にも書きましたが、混泳30分後という猛スピードで交尾が始まりました。 これはホントに珍しい例だと思います。(普通ならもっとかかるらしい) 実はこの前日に10分ほど混泳させたのですが、ピュールが水面を跳ねながら逃げ惑う様子を見て諦めて一度引き上げてます。 それが1日経ったらこうなるなんて…ホントにベタの交尾は突然です。 前日との違いと言えば、ピュールがやけに積極的にティーニャにアピールしていたこと。 完全に体色は抜け、真っ茶色になり、ティーニャにお尻側をペシペシとぶつけていました。 *産卵* -画像- 泡巣に卵をくっつけています。 この画像だと主に葉っぱの下にあります。 この後オスは孵化するまで休まずに卵の世話をします。 まぁそんな感じで30分後、水槽を覗いたら浮いて動かないピュールを見て心臓が飛び出る思いをしたわけですが(笑) どうやら最初から卵を産むわけではないみたいです。 この日は平日で学校があったので、家を出る時間まで観察していたのですが、交尾は何度もするものの卵は結局1粒も産みませんでした。 そして学校から帰宅したら沢山の卵が泡巣についていました。 産卵シーンを見れなかったのは心残りですが、無事産卵は終わっていて、ピュールは隅っこに追いやられていました。 この時点でピュールは引き上げます。 オスは熱心に卵の世話をしますが、メスは卵を食べてしまうのです。 なのでホントは産卵し終わったらすぐ引き上げた方がいいです。 そして卵を産んだら、オスの水槽は24時間卵が孵るまで照明をつけておきましょう! じゃないと夜中に巣から落ちた卵を回収できず、孵化に失敗してしまいます。 卵は大体48時間後に孵化します。 あとこれは私の経験上での話なのですが、卵が泡巣の上、しかも壁際にあると、水が蒸発した時に壁にくっついたまま乾いてしまい、卵が死んでしまいます。 なので横から見た時に泡巣の上部+壁際にある卵はなるべくスポイトに水を吸わせ、それで噴いて卵を移動させてあげてください。 オスには仕事を増やさせて可哀想ですが、卵を護るためなので仕方ありません。 そんな感じで孵化するのを待ちます。 -画像- 卵の管理をするティーニャ 受精卵はしっかり管理していますが未受精卵は食べます。 また、常に綺麗な泡巣に卵をくっつけているので、卵の位置はどんどん変わります。 ![]() ◇ベタを繁殖させよう!◇ ベタに限らず動物を飼うと、繁殖させてみたくなりますよね^^* ただし、繁殖させるということは沢山の命を授かるということ。 軽い気持ちでは絶対にしないでください。 ベタだって私たち人間と同じ命を持った生き物です。 ちゃんと繁殖させたあとの管理についてまで考えてから始めてください。 もし飼いきれないなら ・友人にあげる ・ペットショップに引き取ってもらう などの対策を立てましょう。 捨てるなんていうのは論外です。 以上を踏まえた上で下記を読んでください! *水槽セット(繁殖Ver.)* ・水槽は10Lくらいのプラケース ・ヒーター投入 ・メスの隠れ家としてウィローモス投入 ・水槽屋のおじちゃんがくれた浮草も投入 ・隔離ケースはペットボトルをカットしたものを使用 ・画像には写っていませんが、照明も付けていました こんな感じでお見合いしてました。 隔離ケースの中にはメスを入れます。 ベリル用に30cm水槽もセットしていたのですが写真撮っていなかったので…^^; 30cm水槽でも画像と同じようなセットです 水の量は深さ10~20cm程度で! *発情* -画像- 泡巣を作るベリル 浮草の下によく作ってました。 これがベタのオスが発情してる証です。 泡巣とは唾液と空気で作る泡の巣で、ここに卵をくっつけます。 -画像- 婚姻色が出ているイーリス 体全体に出ている縦縞模様(専門的には横縞)が婚姻色です。 これはオスを見て興奮している、ということです。 画像ではわかりませんが、胸ヒレの下あたり(肛門の近く)に白いポチが見えていれば卵を持っている証です。 婚姻色は別に出ていなくてもお見合いに使えます^^ 基本、お見合いをしているうちに出るものなので。 発情する条件はそれぞれのベタによって違います。 例としてウチの子をあげるならば、 ベリル:お見合いさせた翌日に発情。 ティーニャ:新しい水槽に入れて2、3日環境に慣れさせたら発情。 紅桜:新しい水槽に入れた次の日に発情。 メス2匹:オスがいれば常に発情状態^^; という感じです。 全然発情しないよ!という方は、試しにお見合いさせてみてください。 ベリルの様にお見合いして初めて発情する子もいますので^^ *お見合い* 発情したペアを揃えたらいよいよお見合いです! お見合いの期間は2日~1週間ほどです。 婚姻色が出ているからと言っていきなりメスを入れると、興奮したオスが勢い余ってメスを殺してしまうことがあるからです。 そしてお見合いの仕方ですが色々あります。 左上の画像は一つの水槽に仕切りを入れ、お見合いさせるやり方です。 右上は隔離ケースに入れてお見合いさせるやり方です。 隔離ケースは画像のようにちゃんとしたのを用意するのもよし、最初に紹介したようなペットボトルを切ったものを使うのもよしです。 ただ、ペットボトルのだとメスが勝手に飛び出してしまうことがあるので注意してください(経験有) 気の強いメスだとオスのヒレをボロボロにしてしまいます(これも経験有) お見合い期間は婚姻色が出たら、とよく他のサイトなどでも書かれていますが、実際はよくわかりません^^; ウチのメスたちは婚姻色が出ても全然卵産まなかったので… 私は婚姻色出てなおかつメスの色彩が落ちたら混泳させてみています。 あまり卵を持っていないと婚姻色は出ていてもわりと体表やヒレにまだ綺麗な色が出ています(…と思う^^;) また、オスがメスに対してフレアリングすることがありますが、フレアリングには求愛行動の意味もあるので安心してください^^ *混泳* -画像- 左:ティーニャ、右:ピュール 猛アタックするピュールと慌てて泡巣を作るティーニャ 混泳期間は長くても1週間です。 最初はオスがメスを追いかけますが、これは当たり前らしいので特に心配しなくて大丈夫です。 ただし、オスがメスのお腹を攻撃するようであればすぐに引き上げてください。 ヒレがボロボロにされるくらいなら引き上げなくても大丈夫です。 繁殖させる時、大体はどちらかのヒレはボロボロになります。 -画像- 産卵後のピュール 鱗は剥がされるわヒレはボロボロにされるわで大変な思いをしたと思われる。 -画像- 混泳2日目のベリル イーリスにボロボロにされました;ω; ![]() ![]() -
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